国内宿泊旅行の動向について

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観光庁による旅行統計調査では、延べ宿泊者数が1億33万人泊で、大震災があった前年同期比では10.4%増、外国人による述べ宿泊者数は649万人。対前年比156.9%となりました。

 

国内宿泊旅行の動向について

 

震災前の水準に戻りつつある

 

大震災後は、国内宿泊旅行はキャンセルが相次ぎ、また自粛ムードでした。しかし、一年たった今は、前年同期より回復傾向にあります。そして、外国人の宿泊者割合も6.5%で、震災前水準となりました。

 

国籍でみると、中国、台湾、アメリカが上位3カ国です。この3カ国で全体の50%近くを占めています。これは震災前と変わりません。同一施設の平均宿泊数は、1.32泊で、やはり大きな変化はありません。都道府県別では、沖縄1.55泊、東京都1.51泊、福島1.49泊と続きます。

 

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民間調査でも回復の兆しが

 

じゃらんリサーチセンター(リクルート)が、宿泊旅行調査を毎年行っています。2011年4月から12年3月(東日本大震災後1年間)までの宿泊旅行の実施率は、57.6%と前年同期より0.9ポイント増加、宿泊旅行者数の推計は前年比1.3%増の5561万人です。減少したのは、一年間の旅行実施回数で2.73回から2.64回となりました。

 

年間の平均旅行回数が減少したことで、延べ宿泊旅行者数は1億4686万人回でした。前年より2.2%減少しました。同様に、述べ宿泊旅行者泊数も2億3987万人泊で、対前年比2.8%減少です。

 

個人手配旅行の増加

 

じゃらんは宿泊旅行の費用総額調査をしています。12年の推計は、6兆8562億円でした。05年の調査では、8兆7835億円でした。したがって、8年間で22%落ち込み7兆円台を割り込んだのです。大人一人の1回の宿泊旅行費用は、05年には5万6000円でした。しかし、12年は4万6600円となりました。パック旅行総額でも6万2100円で過去最低です。

 

そして、旅行の手配ですが、個人旅行手配が89.3%、パック旅行が10.7%でした。これから実施したい旅行については、LCC(国内格安航空会社)などを使い、ローコストでの旅行の関心は高いものがあります。また、新幹線では、九州や東北新幹線を利用した旅行に関心が集まっています。



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