訪日外国人旅行者受入数3000万人を目指す

訪日外国人旅行者数3000万人を目指す旅行業界

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訪日外国人を増やす事を目標として、日本政府観光局(JNTO)が中心となり、官民一体で取り組んでいるのが「ビジット・ジャパン」(VJ)です。10年ほど前から、日本人の海外旅行者数は1550万人〜1750万人の間で推移していますが、訪日外国人の数は約520万人です。

 

2003年、日本人の海外旅行者数と訪日外国人数の格差を埋めるために、国土交通省は「グローバル観光戦略」を策定しました。グローバル観光戦略は、「外国人旅行者訪日促進戦略」「外国人旅行者受入れ戦略」「観光産業高度化戦略」「推進戦略」の4つからなっています。

 

この4つのうちの、「外国人旅行者訪日促進戦略」の一環として、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」が行われています。

 

訪日外国人旅行者受入数3000万人を目指す

 

このキャンペーンを行うきっかけとなったのは、当時の小泉首相の施政方針演説にあった「2010年に訪日外国人旅行者数を倍増の1000万人へ」という目標でした。将来的な目標は訪日旅行者数3000万人であり、現在は中国や韓国、台湾、香港などの東アジア諸国を当面の最重要市場として、世界各国全15市場で活動しています。

 

第1期として「2013年までに1500万人」を目標としていますが、2010年の時点では860万人というのが現状です。

 

 

その他にも、地域の魅力を海外へ発信したり、該当地域向けの旅行商品を勧める「ビジット・ジャパン地方連携事業」や将来リピーターとなってくれる可能性のある青少年の交流を目的とした「訪日教育旅行の促進」などにも力を入れています。

 

一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)も、「もっと!海外へ」を合言葉に「ビジット・ワールド・キャンペーン(VMC)」に取り組んでいます。ビジット・ワールド・キャンペーンは、日本からの海外旅行者数を年間2000万人にする事を目標として行っている、海外旅行需要喚起キャンペーンです。

 

国際社会において、日本の役割を高めて相互理解を促進するためには、海外旅行での相互交流を積極的に行う必要があります。そのためにも、「ビジット・ジャパン」と共に日本人への海外旅行を促す活動をしているのです。



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