日帰り旅行の「0泊2食プラン」が急増している

日帰り旅行の「0泊2食プラン」が急増している

このエントリーをはてなブックマークに追加  

「少しでも安く旅を楽しみたい」「宿泊する時間までは取れないけれど、旅館でのんびりと過ごして旅気分を味わいたい」といった旅行者の声と、不況による旅行者数の減少に歯止めを掛けたい旅館側の考えが一致して誕生したのが「0泊2食プラン」なのです。

 

こうした、宿泊せずに止まった気分を味わう事の出来る「0泊2食プラン」を提供している宿が、首都圏だけでなく全国へ拡大しています。ある地域で「0泊2食プラン」を提供している旅館では、今まで少なかった地元客の利用がとても増えたそうです。

 

通常の1泊2日プランの場合だと、14時〜15時にチェックインをして、翌朝10時にチェックアウトするため、滞在時間は約19時間となります。

 

日帰り旅行の「0泊2食プラン」が急増している

 

しかし、「0泊2食プラン」の場合は、午前11時にチェックインをして、20時にチェックアウトするという場合が多く、滞在時間は約9〜10時間となります。つまり、睡眠時間を除けばさほど稼働時間に変わりはないという事です。

 

チェックインをした後は、宿の昼食をとり、夕食の時間まで部屋でくつろいだり、温泉や館内を楽しむ事が出来ます。料金は宿泊しない分割安となり、半額〜3分の2程度となります。

 

旅館側が利用者のニーズに柔軟に対応し、宿泊にこだわらず食事・部屋・施設などのサービスをばら売りで提供した結果、「観光目的だから宿代は安く済ませたい」「育児や介護でよるに家を空けられず、旅を諦めていた」「仕事で休みが取りにくい」といった人たちの需要と一致し、人気を集めたのです。

 

 

その他にも、最初は「0泊2食プラン」で試して、その宿が気に入ったら次回は宿泊といったようなお試し体験としての利用や、続々と登場するエステや豪華なスイーツ付きプランを友人同士で利用する女性グループなど、人にとって様々な楽しみ方があります。

 

しっかりとした宿泊旅行ではなく、単なる日帰り旅行でもない、温泉と食事とリラックスを丸一日堪能できる格安プランという新たな選択肢が加わった事で、旅のかたちを選ぶ楽しさがまた1つ増えたと言えるでしょう。



このエントリーをはてなブックマークに追加  

ホーム サイトマップ