近鉄グループの新しい旅行業再編について

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近鉄グループKNTとクラブツーリズムの経営統合は、両社の強みを生かした「統合シナジー」を生み出して、他社グループにないビジネスモデル構築を目指します。

 

近鉄グループの新しい旅行業再編について

 

両社の強み

 

KNTは、総合旅行会社として「メイト」「ホリデイ」などを個人消費向けに多チャンネル販売してきました。また、企業や学校などへの団体旅行を推進してきました。

 

クラブツー地図無は、メディア型の旅行会社です。シニア中心の会員向け媒体誌「旅の友」や新聞媒体を使って、テーマ性の高い商品を販売しています。そして会員組織を堅持しています。これら二つの異なった強みを融合して最大限の活用を目的にしています。

 

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両社の経営的課題

 

旅行市場は、過酷な競争を繰り広げています。安定基盤が欲しいのは両社とも同じです。KNTは、企画販売部門統合、販売店舗集約、Webへの販売シフトが求められています。クラブツーリズムは、会員組織化を持続的成長するための顧客層の多層化が必須です。

 

また親会社の近鉄グループでも旅行事業の強化は、グループに大きな企業価値があります。従って、両者の経営基盤強化はグループ全体の課題として取り組む必要があったのです。

 

新会社の成長戦略

 

新会社は、シナジーの最大化と、新会社中心の経営戦略機能の強化を基本方針に掲げています。

 

創出されるシナジーのお最大化
  1. KNTにおいて、新たに新会員制度「KNTメンバーズクラブ」において、クラブツーリズムの持つノウハウの活用によって個人旅行収益の向上。
  2. クラブツーリズムにおいては、全国にあるKNTのブランド、店舗を活用し、新顧客の獲得を目指す。
  3. 地域活性化事業で、KNTの営業力、クラブツーリズムの企画力を生かして商品提案型のビジネスチャンスを創出
  4. KNTのもつ海外現地法人とクラブツーリズムの連携でインバウンド事業の新展開を図る。
  5. MICEビジネスを切り口として新事業展開。


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