旅行会社の仕入れと手配、予約の仕組み

旅行会社の仕入れと手配、予約の仕組み

このエントリーをはてなブックマークに追加  

「仕入れ」とは、交通機関の座席やホテルの部屋を供給することで、「手配」とは現地の観光バス、食事、ガイドなどを供給することです。

 

旅行会社の仕入れと手配、予約の仕組み

 

問われる仕入のテクニックとは?

 

海外旅行の仕入れは、航空会社の座席仕入とホテルの部屋が中心です。手配は空港とホテルの送迎手段、観光施設、食事場所などです。企画旅行では仕入、手配は、企画担当者が立案した商品に対して行うものと、仕入先、手配担当者から供給された航空券座席やホテルを加工して企画旅行を作る場合があります。

 

観光シーズンの差で、サプライヤーとは値段交渉を行います。旅行業者は、顧客の付加価値の高い商品を作るための素材を仕入れすることを中心に考えます。

 

スポンサーリンク

 

繁忙期、閑散期の仕入れについて

 

繁閑の差によって、価格交渉は行われます。繁忙期はそれなりに需要があり、旅行会社は他社よりも多く部屋数を仕入れに回ります。ホテル側は自力での部屋の販売が可能で、直接予約受付の方向で動きます。閑散期は、その逆で旅行会社の集客A期待します。料金やサービスも融通を利かせます。旅行会社は仕入れの安さと集客リスクを考えて判断をします。

 

協定契約とは?

 

大手旅行業者は、ホテルや旅館と事前に、協定協約を結びます。契約料金による層客、決済方法を決めています。旅行会社とホテル、旅館では、宿泊券(宿泊クーポン券)発行契約を結びます。旅行会社はこれを販売して、ホテル、旅館は旅行者から代金として改修した宿泊券を銀行に提示して取立てを依頼します。銀行は、旅行業者から旅行業者の販売(送客)手数料を引いた額を回収して、ホテル、旅館に支払う仕組みです。

 

送客手数料は、大体10〜17%くらいです。クーポン券を取り替える契約の場合は10%、コンピュータに客室提供、端末で随時予約の場合は13%前後、特別送客契約の場合は15〜17%などと細かい設定があります。最近はネットの直接予約が増えています。送客手数料の形態も見直しが必要となっています。



このエントリーをはてなブックマークに追加  

ホーム サイトマップ