旅行会社・航空会社のネットの活用について

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サプライヤー商品の販売は、ネット化が進むにつれて、多種多様に変化していきました。そしてそれは旅行業界のみならず、ツーリズム産業間での取引形態へも波及します。

 

旅行会社・航空会社のネットの活用について

 

旅行サイト戦国時代

 

これまで、旅行代理店が取り扱ってきたサプライヤー商品(航空券、切符、ホテル、旅館)。旅行サイトが隆盛を極める現在では、既存の代理店の重要度は、低くなりつつあります。手配、仲介、代理販売などの業務は、今や各旅行サイトが担い、そして集客競争にまでその勢いを増しています。

 

リンクや提携先の拡大、取扱商品の増量、独自のサービス。各サイトは差別化と顧客の囲い込みを競い合い、時は今や旅行サイト戦国時代と言えるでしょう。

 

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航空会社の取り組み

 

航空券を購入する際も、インターネットを活用すると色々と便利である事をご存知でしょうか。国内の航空二社でも、旅行代理店を通さずにサイト上で購入したり、クレジットカードやコンビニ決済を利用した場合には、割引特典を受けることができます。

 

また、事前購入制度の制限をなくし、出発当日に空港で航空券が買えるようにする等、直接買う事のメリットはどんどん増えています。さらに、現在は、各社が個別に運営していたサイトにわざわざ赴く手間は省くことができます。「国内線ドットコム」というサイトがあります。

 

これは、ANAとJALが共同で設立したもので、国内線十二社の運賃を検索、比較、そして航空券の購入をすることができるサイトなのです。

 

もはや代理店は不要!

 

JR各社でも、時代に合わせたサービスを展開しています。「eぷらっとネット」や、駅ビル等の情報が見られる「ドコナニWeb」「えきねっとTravel」を設立。さらに、自社カードである「ビューカード」だけではなく、一般のクレジットカードでも決済できるようにする等、利便性の向上に心を砕いています。

 

航空各社やJRの狙いは、これまで旅行代理店に支払ってきた販売手数料の削減です。サイトの集客力が高まれば、その分直販システムがより強固になります。インターネット時代になって、代理店はもはや頼らざるをえない存在ではなくなりつつあります。現代においては、IT化、独自のシステム構築にもコストはあまり掛かりません。

 

自社の製品は自社で売る。集客も、顧客へのアプローチも囲い込みも、全て自分達の手で行えるようになったのです。



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