エコ・ツーリズムと世界遺産に注目

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いまや、国内旅行は二巡目、三巡目の時代です。観光地には、二度来ても三度来ても新たな体験や知識が求められるようになっているのです。

 

エコ・ツーリズムと世界遺産に注目

 

エコ・ツーリズムの未来

 

近年では、農作業や漁業体験、農家レストランでの食事、農家への宿泊などができる体験型観光が脚光を浴びています。これは、都市と農漁村の交流促進の一環です。農村の場合はグリーンツーリズム、漁村の場合はブルーツーリズムといいます。「あるがままの自然の中のツーリズム」が基本的な理念としてあるので、エコ・ツーリズムの一環とされています。

 

これまでの、アゴ・アシ・マクラ(食事、行程、宿泊施設)の手配や仲介とは違いがあることから、各旅行会社は商品化に二の足を踏むところもあるようですが、最近では、独立系の旅行会社を中心に、コンテンツのひとつとして採用する企業が登場してきました。

 

農協観光は、自社にしかできないツアーと称して、グリーンツーリズム事業の専門部署を開きました。そして1995年から打ち出してきたのが、農業体験や、都市と農村を結ぶ交流事業などの「田舎を楽しむツアー」です。「学校の完全週休二日制」や「総合学習」が始まった2002年からは特に「農業・農村体験学習を、教育旅行にしてはどうかとアピールしています。

 

エコ・ツーリズムは、「観光産業」としての位置づけとしては、未だ明らかになっていません。往々にして、それらは各自治体による第一次産業の支援や、過疎化対策の一環として行われるからです。しかし、規模の拡大や、世界遺産をテーマにした旅行商品が増えるにつれ、今後、エコ・ツーリズムの供給を増やす旅行会社は増加すると見込まれています。

 

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世界遺産ツアー

 

今後の商品開発にあたり、世界遺産に重きを置いた商品は、海外・国内ともにますます増えるばかりです。現在日本国内には、世界遺産に登録された文化遺産が10件あります。

 

2008年7月、現在の世界遺産リストの内訳を見てみましょう。全体の件数は878件、そのうち文化遺産は679件、自然遺産は174件、複合遺産は25件となっており、わが国には16件あります。世界遺産に登録されると、観光資源としては非常な強みとなります。そのため、遺産の保護より地域振興に関係をもつものとして、登録運動に励むところも多く存在します。

 

ですが、登録されたとして、観光客が殺到したらどうなるでしょう。環境の破壊につながる心配は、世界遺産の趣旨に反します。そのため、旅行商品として扱う場合は、これまでの、名所や旧跡をまわる団体型旅行とは違う、生涯学習などの体験・知識吸収型の旅行として売り出すなどの配慮が必要です。



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